漫画家として生きていく

——見ている先は、同じなのに。

北海道・積丹郡美国町で、同棲生活をしながら共同で漫画を執筆している小山内と楓子。二人の漫画家としての収入は殆どなく、生活を支えているのはアルバイトで稼いだ給料。そんなジリ貧生活の二人に追い打ちをかけるかのように、周りの同業者は売れていき、久しぶりに帰った実家では確実に老いていく家族の姿を目の当たりにしてしまう。

日々の不満をぶつけ合いながら、成功できない理由を相手のせいにしては、悪化していく二人の関係。

そんな行き詰まりの生活から抜け出すため小山内は新たな作品の執筆に取り掛かる。それは、自分たちが主人公の漫画。「二人で描けば、絶対に面白いものになるんだって」

一方で30歳を目前に控えた楓子は、恋人同士で漫画を描いていくことに対する疑問を日に日に膨らませていた。「二人で居るから、うまくいかないことが多いと思う」

いつまで経っても足並みが揃わない、いつまで経っても自分たちのことが見えない二人が、漫画家として生きていくために選んだ道とは——。

イントロダクション

佐藤秋と山口遥が「俳優としての居場所づくり」の為に制作された本作。
電車が通っていない北海道積丹郡美国町の極寒の景色の中で描かれるのは、行き詰まりの生活をしながら共同執筆している“漫画家男女の物語”である。
二人で執筆することに希望を見出す男・小山内宏太を演じるのは『親密さ』(11)で主演を務めた佐藤秋。
二人でいることに不安を抱える女・中西楓子を演じるのは『きみはいい子』(15)出演の山口遥。
さらに、実際に北海道で暮らす現地の出演者によって彩られている。
監督・脚本は佐藤と山口が自ら務め、衣装やスケジュール管理、美術やロケ地交渉など、撮影と録音以外の制作業務もこなしている。
北海道の陸の孤島を舞台に、30代俳優二人の自身らの人生を反映させた渾身の野心作が完成した。

予告(小山内編)

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予告(楓子編)

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